生理痛は治したくても、
生理が来ないようにはできないですよね。

本当に悩み苦しんでいる人からすれば、
生理はいらないという患者さんの声はよくよく聞きます。

だけど、
生理を無くしてしまうのが生理痛を治す方法ではないと思うのです。

でも、負荷の強いスポーツをやっていると、
生理が来ないという状態はあるらしいです。

私も陸上競技で長距離部に所属していました。
体重が軽い方が有利に働く長距離などの種目では、身体を絞り込む選手が多くいます。

そんな中、無月経に悩む選手も多くいました。
3ヶ月とか、長い人では一年も無月経の時があったみたいです。

無月経と疲労骨折との因果関係も時代とともに追いついてきたのです。

生理痛という問題をどうとらえるか?

まず「生理」とはある身体の状態で、
子宮の内膜が剥がれ落ちて外に排出される現象です。

「生理」という状態は、身体の全体から生じる現象で、
「生理痛」とは身体のどこかに滞りがあり、
局所に目がいきがちですが、
全体の中に滞りがあることによって発生すると感じています。

生理になる約2週間前(14日前後)から

五臓六腑の働きによりホルモンのバランスが変化し、「排卵」という現象が起こります。
成熟した卵子からエストロゲン(卵胞ホルモン または 女性ホルモン)が分泌され、
排卵します。

ここから赤ちゃんをはぐくむための母胎の準備期間に突入するのです。

ここで「排卵」すると、成熟した「卵子」は黄体に変化します。

黄体に変化すると
今度はプロゲステロン(黄体ホルモン)という女性ホルモンが分泌され
妊娠、着床しやすい状態になります。

この時、体温が高くなり、胸が張るのが特徴らしいです。
この時に体温が低かったり、胸が張りにくい人は、残念ながら妊娠しづらい…

不妊症の方を施術する経験が多いのですが、
着床したんだけどすぐに脱落してしまう方は、胸が張らない人が多かったりします。

ここで受精し着床すればそのまま妊娠維持に身体は向くのですが、
着床しないと増殖した子宮内膜は剥がれて、外側に排泄する準備段階になるのです。

これが生理のメカニズムです。

生理になる前は、骨盤は開いてきます。

妻の身体で確認したところ、生理2~3日目くらいが最大に開いているのでしょうか。
その後徐々に…というか、急速に締まってくる印象があります。

妻は子どもを二人産んでいますが、
長年生理痛で悩んでいましたが産後の方が骨盤の開閉は顕著になっています。

「子どもを産んでから生理痛がラクになった」という方は、
この骨盤の開閉がスムーズになったと推測します。

逆に痛みがきつくなった方は、
産後に骨盤が緩み、開閉がぎくしゃくしたことが原因だと推測します。

要するに
「生理」ではドミノ倒しのように、
エストロゲンが分泌されたり、
プロゲステロン(黄体ホルモン)が分泌されたりと、
どんどん順を追っていけば良いのです。

しかし…
途中で骨盤の開閉がうまく起こらなくなったり、
ホルモンのバランスがうまく段階や局面に移行できないと、
生理痛や内膜症で苦しんだりするのです…

ご理解いただけたでしょうか。

まとめると

「生理」 は身体「全体」の変化である。

「生理痛」は「局所」の滞りによって整理が順番通りに遂行されないことである。

だからこそ
生理痛を改善させるのには
生理そのものをなくそうとするわけではなく、
しっかりと原因を突き止めて、適切な対処をしていくことが重要なんです。

当院の患者さんは、
自分で判断してに生理痛が来る前に施術を受けに来る方が多いです。

患者さん曰く
施術をすることにより痛みがマシに感じるらしいです。
確かにその時は、全体のバランスが崩れていたりします。

まずは「全体」を良くすることが大切です!

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