今まで固くなった体を1時間かけて柔らかくしていたが、
次の日に固くなるの繰り返し。
もっと気楽にやれば効果が上がることがわかった!
姿勢が良くなった、肩こりが治った、歩きやすくなった、
物が取りやすくなった、息がしやすくなった、
運動の成績が上がった、神経痛が治った、通院回数が減った(笑)・・・
自分自身で
①体のゆがみが整う
②背骨がまっすぐになる
③手足が動きやすくなる、
元気になる、それが自然治癒力体操です!
今回のテーマは、「肩がこっているのは悪いのか!?」です。
私自身も整骨院時代、毎日マッサージをしていましたが、
どんどん肩がこる、
症状が増える、
筋線維がブチブチ切れてアザになり、
骨までが変形していきました。
気持ちよくする目的で患者さんは増えますが、
る直る人はいませんでした。
もちろん、肩をもんでもらったり指圧してもらうと気持ちいいですよね。
しかし、こんな体験をしたことや聞いたことはありませんか?
「押してもらってるときだけ楽で、またすぐに肩がこる」
「押しても押しても筋肉が柔らかくならない」
「だんだんマッサージの力が強くなって、弱いと物足りない!」
「肩だけではなく、頭のてっぺんから足の先までもんでもらわないと安心しない」
「マッサージがヤミツキになって、頻繁に受けないと辛い!」
肩こりを治すためにマッサージを受けているのに・・・
マッサージで筋肉がほぐれて柔らかくなるんだったら、
受けるたびに柔らかくなっていき、
だんだんもまなくてもいい様になってくるのではないでしょうか・・・?
もめばもむほど柔らかくなるのであれば、
スーパーで売っている安いお肉ももめば高級な柔らかいお肉になるでしょうか?
いいえ、そんな事は起こりません!
肉を柔らかくするには、パイナップルにつけたりしますよね?
人間の筋肉も基本は同じです。
では、なぜマッサージをするのでしょうか?
それは、症状を感じる場所に「気持ち良い」という感覚を
上書きしているだけなのです。
でも、根本的に解決していないので、また肩がこってくる。
絶え間なく「気持ち良い」という感覚を上書きしないと、我慢ができなくなる。
マッサージを繰り返す事で、体はより強い刺激を求めて、
何とか肩の重さやだるさをかき消そうとするのです。
これは、中毒性があるので、タバコや麻薬の様なものです。
なかなか止められなくなっていきます。
では、肩こりは治らないのでしょうか?
いいえ、ちゃんと肩こりは直ります!
正しい知識を持てば、辛い肩こりも解消されますし、
肩こりが起こりにくくなります!
そもそも肩こりはどのような状態のことなのでしょうか。
筋肉が固くなるから悪い!とは言えません。
筋肉は体を動かすために、固くなったり柔らかくなったりを繰り返しています。
もし筋肉がふにゃふにゃになったら、
立つこともできませんし、頭を支えることもできません。
(クラゲみたいなものです・・・)
なので、筋肉が固いとか張っている事自体を問題にする必要はありません!!
「固い、こっている」 よりも 「ゆがみ、変形」の方が問題です!
固いのは、当たり前です。安心してください。
美容室で「肩こってますね~」と言われるのは、
押さえるとある程度誰でも固いからです。
僕でも固いと良く言われます。。。
肩こりの無い人でも、座った状態で触ると皆同じく固くなります。100%です!!
肩に限らず、筋肉は使うときに固くなり、
使わない時にしっかりゆるんでいる事が重要です!
しかし、リラックスしようと思っても、うまくリラックスできないかも知れません。
これが肩こりの原因です!
肩こりの方は、常に肩に力を入れて肩が上がっているので、
それを治さない限り肩こりは治りません!
筋肉は学習する習性があるので、その上がった肩の位置を覚えてしまいます。
さらに、この上がって緊張した肩をマッサージすると、
外からの圧力に対して筋肉は体を守るために、
指を押し返そうとします。
それで筋肉はどんどん固くなっていきます。
気持ち良い=体に良い ではないことがわかります。
では、どうすればよいのでしょうか?
左の写真、右の写真のどちらも肩がこっています。
ですので、「こっていること」が問題ではありません。
しかし、左の写真は体ゆがんでいますが、
右の写真はゆがんでいません。
筋肉に正しい位置を学習させれば良いのです!
古礼法では、
手足のズレをそろえて体に正しい位置を学習させています。
ただ、肩の筋肉は精神的な緊張や興奮で簡単に縮んでしまう筋肉なのです。
そのことを理解し、日常生活を過ごすと、
肩こりの人ほど無意識に肩に力が入っているのがわかります。
なので、まずは「肩を下げる」意識を持つことが大切です。
手足をそろえることは、幸福をそろえること。
体の仕組みを考えると、肩がこったらもむという様な考えにはなりません。
正しく体を理解し、古礼法で体を整えていきましょう!
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