自分さえ良ければ、と言うなら、他人といる意味はありません。

どうしたら他人の役に立てるか、喜んでもらえるかです。

治療家にとって非常に大事な言葉のように感じます。

先輩方には、自分の祖父祖母と思いながら対処しなさいと言われました。

現在は核家族化が進んで、この例えも通用しない若者が増えていますが、
言おうとしている事は十分理解できるはずです。

自分の生活もままならないのに、人のことなんかかまってられない人も
いるかもしれません。

利他主義の良いところは、自分だけではなく、人の事を気遣います。

全体的に物事を考えることになります。

もし用を足しにトイレに行った時、便器が汚れていたら
次に入るクライアントさんはどんな気持ちになるでしょうか。

特に駅や公園のトイレは酷い限りです。
もう二度と来ないと分かっているからでしょうか。

通勤中のタバコや、ごみのポイ捨て。

自分さえ良ければ、何をしても許されるのでしょうか。

そうではないはずです。

仕事に真剣になるばかりに、他はどうでもいいという治療家もいますが。
周りにも目を向けたいものです。

周りに目が行き届くようになると、
お褒めの言葉や嬉しい返事が返ってくることもあります。

その嬉しい心は、勇気や元気をいっぱい含んでいます。

閉塞感が満ちあふれている現社会の中で、
何とも言えないほんわかした優しい気分に浸れる場所に変われます。

身内でもない人に感謝されたり、頼られることは気分が良いものです。

利己主義の人は運が良い人だらけです。

自分の内側を磨いているからかもしれません。

でも今日から自分を高める意味でも、どんな小さな事でも構いません。

靴をそろえることでも良いし、机を綺麗にすることでも良いです。

小さな親切が大きな親切になり、自分自身に最高の運となって返ってきますから、
行動あるのみです。

今年も残り6週間をきりました。

2021年はあっという間でしたか？

考えるだけではなく、行動あるのみです。
考えているだけでは、他人は私が何か良いことをするかどうか分かりません。
行動を見て判断します。

利己主義、やりませんか？

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