「便」という字は「便り(たより)」と書きますが、
「便」はまさに体からの「便り」です
自分の生活や体の状態が良い状態化を示してくれます。
食物繊維は小腸や大腸でほとんど吸収されないかわりに
便を排出しやすくしてくれます。
便秘の人が野菜を多めに食べた方が良いのはこのためなんです。
「免疫」という言葉は、もうすっかり一般的になってきました。
免疫組織の70%は腸にあり、
有害な菌やウイルスが体内に入らないようにやっつけてくれます。
大腸では主に水分の吸収が行われ、
この大腸に長い時間あればあるほど、
食べかすからどんどん吸収されていきます。
便秘になると便が硬くなるのはそのためです。
ひどくなると、ウサギのふんのように小さくコロコロとした便になるのです。
「便秘になると何か良くないの?」
夏の猛暑に食べ物をそのまま放置していると…
食べ物は傷んだり、しわしわになったり、変な味や変な臭いになりますよね。
腸の中は40℃近くあるわけで、
その中で食べかすが腐敗し、有害な物質も大腸から吸収され、
血液にのって体をめぐることになります。
便秘がひどい人になると
一週間以上腸の中に食べかすがあるのです。
小腸や大腸で吸収された栄養分や水分は、
血管(門脈)に吸収されてまず肝臓へ運ばれ、
その後全身をめぐり血液の流れに入ってゆくのです。
したがって、腸から吸収された毒素や有害な物質も、
まずは肝臓に向かいます。
ということは、
当然肝臓に負担をかけるのです。
肝臓は「解毒」する効果があります。
解毒できないと、そのまま体をめぐることになります。
腸の状態が悪いと、
「肌荒れ」があったり、免疫力が落ちたり、
活力が湧かないのも不思議ではないのです。
胃腸は健康の土台です。
土台がしっかりしてないと、体はしっかり働いてくれません。
腸はメンタルにももろに影響を受けるので、
カラダとココロのバランスが良い状態を作ることが大切です。
コメント