子どもを呼んでもスマホに没頭している、
こっちから質問しても反応がない、怒りやすいなど、
最近の子どものイライラしやすい、キレやすいといった症状は
子どもの性格だけではなく、子どもの脳から発生される
栄養不足からのサインかもしれません。
子どもの心や感情をコントロールするのは、
脳内から発信される神経伝達物質で、そのタイプは主に3つあります。
〇アドレナリンやドーパミンなど元気ややる気を起こす働きをする(興奮系)
〇興奮系、興奮を抑えるGABA(γ-アミノ酪酸)など(抑制系)
〇セロトニンを代表する(調整系)
この3つがバランスを取ることで「心を平穏に保つ」
興奮系が過剰に分泌されたり、抑制系が不足すれば興奮系が優位になります。
そうすると、やる気だけが倍増して、戦闘モードになってしまい、
攻撃的でキレやすくなるという状態を招きます。
つまりイライラを落ち着かせるには、
調整系のセロトニンや抑制系のGABAを増やすことが
一つのカギとなります。
ホントに?!
「精神的な症状が治るの?」と考えるかもしれません。
昨今は、食品添加物、不要な油、冷凍食品、ファストフード、コンビニ弁当など
子ども達から大人まで普通に摂取している人を見ると、
いつも興奮したり、抑制したり、情緒不安定になり、
感情コントロールができない人が多いです。
考えてください。
感情コントロールを学んだとしても、
脳内の神経伝達物質の原料は食べた物が栄養素となり、
血と肉となります。
まずタンパク質がアミノ酸に分解され血液によって脳内に送られ、
ます3つのタイプに合成されます。
○アドレナリン、ドーパミン(興奮系)
○興奮を抑えるGABA(γ-アミノ酸)(抑制系)
○セロトニンを代表とする(調整系)
このセロトニンやGABAを作るためには、
ビタミンB群、特にビタミンB6やナイアシンが必要になります。
これがないと合成できません。
十分な摂取が必要です。
○ビタミンB6・・・神経伝達物質の材料⇒鰹、いわし、サンマ、鶏ささみ、バナナ、
さつまいも
○ナイアシン・・・神経伝達物質の材料⇒豚、牛レバー、たらこ、いわし、サバ、
落花生、玄米
他にこの症状の原因としては、鉄欠乏も含まれます。
鉄分が不足すると、情緒不安定や集中力低下、キレやすい、怒りっぽいなどの
症状が表れます。
○鉄・・・神経伝達物質の材料⇒豚、鶏レバー、牛もも肉、鰹、いわし
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