国産ワクチンが出るまで心配なので、ワクチンを打つのを止めているという方も多いと思います。
①塩野義製薬 ー 感染研/UMNファーマ
※組み換えタンパクワクチン
ウイルスのタンパク質(抗原)を遺伝子組み換え技術で作成し、人に投与。
目標:2021年内に第Ⅲ相試験を開始の意向
②第一三共 ー 東大医科研
※mRNAワクチン
ウイルスのmRNAを人に投与。人体の中でウイルスのタンパク質(抗原)が合成される。
目標:2021年内に第Ⅲ相試験を開始の意向
③アンジェス ー 阪大/タカラバイオ
※DNAワクチン
ウイルスのDNAを人に投与。人体の中でDNAからmRNAを介して、ウイルスのタンパク質(抗原)が合成される。
④KMバイオロジクス ー 東大医科研/感染研/基盤研
※不活化ワクチン
不活化したウイルスを人に投与(従来型のワクチン)。
目標:2021年内に第Ⅲ相試験を開始の意向
⑤VLPセラピューティクス
※mRNAワクチン
ウイルスのmRNAを人に投与。人体の中でウイルスのタンパク質(抗原)が合成される。
目標:2021年内に第Ⅱ/Ⅲ相試験を開始の意向
試験の進捗では、東大医科研と組んだKMバイオロジクスが良好な試験結果で、早ければ年内で最終治験に入るかもしれません。
DNAワクチンやmRNAワクチンを打ちたくないという人の受け皿になりそうです。
問題になっているのは、ファイザーとモデルナを摂取した人は日本人の60%を超えているので、純粋に未接種の日本人被験者を集めるのが困難かもしれません。
ファイザーとモデルナも、摂取希望の方に11月中には打ち終わると言われています。
国がもし仮に治験を許せば、他で2回目ワクチンを打った方へ3の回目の摂取としての採用と、最終試験への参加をしてもらいたいようです。
もし仮にそれが承認されても、なかなか数が集まりづらいので、国産ワクチンが来年早々に出てくるのは厳しいのではと感じています。
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