世の中には自信がない人が多いです。
僕もその一人でしたし、今でも自信がないという立場をとってしまうこともあります。
コーチングを始めたての僕ならば
クライアント様の「自信がないんです・・・」という相談に対して
こう答えていたでしょう。
ありきたりな返しでは
「自信をつけるにはどうしたらいいと思いますか?」
「どうして自信がなくなってしまったんですか?」と。
コーチングを初めて数年たった頃の僕でしたら
こう答えていたでしょう。
「自信がなくても大丈夫だよ」
「あなたはあなたのままで素晴らしいですよ」と。
けど症状でしたら
「腰痛のあなたのままでも素晴らしいですよ」って
言われた方は悲しいですよね・・・。
現在の僕は、もちろん承認や共感はしつつも、
まったく異なった質問をしています。
すると魔法のように、本人の「自信のない世界」は
笑い話になるのです。
その質問とは、こんな感じです。
「自信のない立場をとることのメリットは何ですか?」
こういった質問をするとクライアント様は一瞬戸惑います。
「えー?何?メリット・・・?」
「いや、特にないし、むしろ困っているので、メリット何てないんですけど・・・?」
僕は続けて質問します。
「あるとしたら何ですか?」
数秒困って、クライアント様はパッと表情を変えてこう言うと思う。
「ありました!人から責められないで済むというメリットがあります」
ここまで行きついたら、ほとんど出口です。
「人から責められることと、自分が自分が自信を持つかどうかは別物だと分かりますか?」
そうか、自信がない方が責められやすいですね(笑)
クライアント様「自信をつけていく」
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