お腹から指３本分下の部分を丹田といいます

生命力の源であったり、カラダの元気が生まれると表現されてきました。

僕は施術する時、この「丹田」の部分を必ずと言っていいほど触れます。
ここの部分が使えずにやせている人がとても多い気がします。

これは「重心」の位置がかなり高くなっていることも
影響しているのだと思います。

現代はイスや洋式便所、としゃがむことがなくなりました。
「便秘」や腸で悩む方も増えているように思います。

決まってお腹を触診すると
お腹を突き出し、脂肪が盛り上がり、
お腹の厚みだけが目立つ人が多いのです・・・。

総じて、前後のバランスなので、
腰痛や肩こりもお腹と直結しています。

全ては日常生活に「丹田」という思想がなくなり、
「力を入れること」
「力むこと」にすり替わってしまったことにより
起こっている気がするのです。

息子が剣道を習っているのですが

「お腹に力を入れろ」
「剣は小指だけ締めて、ほかの指はそろえるだけにする」
って師範が教えていました。

言葉ではよくわからない事を教えていただいているのですが

子どもたちは,
吸収率が良かったりします。

大人ほど鈍感だったりします。

古来から伝わっているものほど

カラダの使い方をナチュラルに経験できて
うらやましく思いました。

頭でっかちになり、
頭ばっかり使うようになって
昔のカラダの使い方を
もう一度日々の生活に活かしていくことが大切な気がします。

丹田に力を入れることは、
実は「脱力すること」であって
この時の「脱力」は「リラックス」とは
全く異質であることなんだと思います。

力を抜くほど、力が満ちていくのが「脱力」
丹田に力が入るのは「結果」であって、

丹田だけに力をいれたら「力み」が発生し、
カラダは内側からしっかりしてこない・・・。

頭で考えるより、
カラダでキャッチして覚えるしかないですね。

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