栄養セラピーにおいて「甘い物を控える」といった食事指導をすると、
子どもが可哀相じゃないかっておっしゃいます。
確かに我慢することは可哀相かもしれないです。
でも考えてほしいのは「何が一番不幸なことなのか!?」
チョコレートやお菓子、甘い物を食べれば、子どもは喜ぶでしょう。
でもそのせいで、ご飯を残したり、好き嫌いがハッキリしたり、
ファストフードなど外食の濃い味に慣れてしまうとどうでしょうか?
感受性豊かな子ども達の可能性を低下させてしまいます。
5年後、10年後に我が子が不登校になるとしたら?
そのせいで、学校での楽しい思い出を作れない可能性もあるのです。
後先を考えず子どもの幸福をとるのか、
長期的に考えて子どもの明るい未来をとるのか、
選択は2つに1つです。
その時親の理想を押し付けるばかりではいけません。
「あれもダメ、これもダメ」では長続きしません。
そこは子どもに合わせた工夫が必要です。
例えばアイスクリームを食べたがるのであれば、その前にチーズを食べさせたり、
チョコレートを食べさせてしまった後の夕飯は、
糖質の代謝を促進するビタミンB群の食材で補ったりして工夫しましょう。
手っ取り早いタンパク質として、ゆで卵を子ども達に何個も食べさせ過ぎると、
「見るのも嫌」になります。
時には、スクランブルエッグにしたり、おやつにしたり、
アレンジして楽しむことの大切さを実感してください。
またお母さんが栄養療法に積極的でも、家族の協力も必要です。
身近なお父さんや、祖父祖母に理解してもらえることでも出てくると思います。
それが原因で家族内不和になってしまうと、
子どもにもストレスになり、モチベーションも下がってしまいます。
そうならないために、ご家族に時間をかけて栄養セラピーの意味を説明をして、
無理をせず、あきらめることなく、ゆっくりと
子どもやご家庭の事情に合わせながら、少しずつシフトしていけたらいいと思います。
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