最近、子どもの低体温が増えています。
住環境や人工的な冷暖房、ヒートテックなど防寒着なども影響があると感じています。
通常、平熱は36.2℃~36.5℃ぐらいでしょうか。
現代っ子には35℃台も多いです。
しもやけや手が乾燥している子などもいます。
昔であれば微熱であった37℃台前半でも、今では高熱と言われています。
低体温は免疫の低下につながるので、コロナ禍の今は注意したいものです。
そうした冷え性の原因の一つは、鉄欠乏です。
体内のヘモグロビンが少ないと身体の末端にまで十分に酸素が行きわたらないことから生じる症状です。
ヘモグロビンは身体中を巡りながら、身体の至るところに酸素を運び、各細胞でエネルギーを産生しながら体温を維持して安定させています。
女性に冷え性が多いのは、鉄欠乏症など「隠れた栄養の問題」で健康を損なっているからということは少なくありません。
貧血が数値的には表れないため見逃されている隠れ鉄欠乏を「鉄欠乏女子」と言います。
そのまま放っていると栄養問題が原因のメンタル不調である「栄養型うつ」という最近の傾向があり、様々な不定愁訴が起こりかねません。
摂取してほしい栄養素は、吸収力の高いヘム鉄です。
赤身やレバーなどの肉類、鰹やいわしなどの魚介類といった動物性食品をお摂りください。
また、鉄分やビタミンCと一緒に摂るとさらに吸収率が高まります。
タンパク質をしっかり摂ることも大切です。
筋肉量を増やしエネルギー代謝を上げることが、体温を上げることにもつながります。
女性の方がタンパク質が足りなくなり生理不順もあり、一か月のうちでも変化があるので、体調に合わせて摂ってください。
また、自律神経のバランスが崩れると体温調節が上手くできず、冷え性になる場合もあります。
適度な運動と、睡眠と、ストレスに負けない身体作りと、栄養食生活が大事です。
コメント