最近産後の腱鞘炎に悩まされている患者さんが続いたので
今回は産後の腱鞘炎についてお話しします。

まず腱鞘炎の説明からさせて頂くと、筋肉は基本的には骨にくっ付いているのですが、
筋肉は骨に近づくにつれて硬くなっていき腱と言われるものになります。

そして腱鞘とはその腱の動きを滑らかにするためのトンネル(鞘)のことで、
イメージしやすい物で言うとズボンのベルト通しとベルトのような感じです。

この腱鞘のおかげで、普段は滑らかに動かすことができます。

しかし、この腱と腱鞘がこすれて炎症がしまい腱鞘炎になってしまいます。

腱鞘炎の主な症状が 手首や指を動かすと痛い、腫れている、思ったように動かないなどの
症状になります。

昨今ですと握力低下も影響しています。
私も20年前マッサージをしている頃は腱鞘炎になりました。

【産後の女性が腱鞘炎になりやすい理由】

その理由としては2つあります

1つ目としてはシンプルに育児による手の酷使が考えらます。

抱っこ以外にも授乳やミルク、おむつ交換、沐浴なども手首に負担がかかり
手首を痛める原因になります。

赤ちゃんの頭もみるみる大きくなりますし、手を広げながら支えないといけません。

小さな赤ちゃんでも頭は重く、なかなか寝ない赤ちゃんを寝かしつけるのは、
大変です。手首にも負担がかかり、腕も疲れます。

気付かないうちにも手首が酷使されていることも多いです。

2つ目が産後のホルモンバランスの変化です。

女性ホルモンには「プロゲステロン」というものがあります。

このホルモンは妊娠・出産を助けるホルモンで、
出産で開いた子宮や骨盤の収縮を促すなどの作用がありますが、
収縮作用は腱鞘炎の原因である腱鞘も狭くしてしまうと言われているので、
さらに炎症を起こしやすくなっています。

また、プロゲステロンは骨盤以外でも全身の関節にも影響します。

そのために、全身の関節が「ゆるゆる」の不安定状態になってしまい、
お子様を支える時に関節がしっかりと支えられず、
筋肉や腱などに過剰の負荷をかけてしまうのも原因の一つと考えられます。

そして恐ろしいのが、プロゲステロンによって関節が緩くなっている状態で
抱っこや家事をすることで猫背のひとつでもある「巻き肩」になりやすいです。

巻き肩になると肩関節の可動域が小さくなり、腕や手首の負担が増えて腱鞘炎になりやすくなってしまいます。

なので産後の腱鞘炎を改善させるためには巻き肩から改善する必要があります。

この巻き肩を改善する為には縮まっている胸の筋肉と脇の筋肉のゆがみと左右差をなくす。

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