雨が降らない日の気温は、大変ですね…
さらに比較的温度のコントロールされた車内でも日差しに当たっているだけで
肌がジリジリします。
熱中症という言葉はよく耳にするけれど…
今回は熱中症についてです。
注意喚起はテレビなど至るところで耳にすると思います、熱中症がなぜ起きるのか?
熱中症の時、何が体の中で起きているかを知ることでもっと上手く予防できるかも
しれません。
さっそく、実際の熱中症について説明します。
なぜからだに熱がたまるのか
体温上昇はざっくりと(産生される熱+外部からの熱)ー(発散される熱)で表されます。
1)暑い環境にさらされる、
2)代謝によって体内で熱が発生する、
3)体を冷却させる機能がうまく働かない、
この3つが体に熱がたまる主な原因です。
。
現場での初期対応で発生が低くなる
熱中症が起こるのは学校や自宅など医療機関の外です。
①すぐに活動を中止させ、涼しい場所へ移動させる
やるべきことは決して難しくなく、「すぐに」活動を中止させ、涼しい場所へ
移動させるということです。
具合が悪いのにあとちょっとだけと粘るのがよくありません。
②次に「意識障害」を確認
反応が悪い、怒りやすい、言ってることがおかしいなど医学で言う「意識障害」が
みられたらそれは緊急です。
熱射病の可能性がぐんと高くなります。
現場でも体を冷やし始めて救急車を呼ぶほうがいいです。
効果的かどうかを悩んで時間が過ぎていくより、すぐにあらゆる手を使って体を
冷やしましょう。
冷やし方(熱の逃し方)について説明します。
熱の逃し方(熱の移動の仕方)
体から外部へ、もしくは外部から体への熱の移動様式は以下のとおりです。
1.伝導 体より冷たいものに直接触れることによって、熱をものへ移動させる。
2.対流 体の表面で空気が流れることによって熱を移動させる
3.蒸発 汗など液体が蒸発するときに肌を冷ます。
4.熱輻射 電磁波によって熱が移動する
これらを利用して熱くなった体から熱を逃す方法を考えましょう。
実際には
1.「冷たいものに接触させる」保冷剤などを体に当てる、冷たい金属の水筒などに触る、アイスバスに入れる
2.「風を起こす・風に当たる」電動のファンを使う、あおぐ、風当たりのいいところへ
移動する
3.「肌に水分をつけて蒸発させる」霧吹きで水をかける
4.「熱いものから離れる、熱を遮る」太陽の光が当たらないところへ移動する=体に熱が移動するのを防ぐ
周りを見渡してできそうなことを、できるだけやりましょう。
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