以前、娘の卒園式に出た嫁さんは、着物を朝早くから着付けしました。
僕は着物姿の人を見ると、キレイだなって思います。
動きが優しくて、日本人で良かったと思います。
けど、昔の人は着物が「はだけない」ように、しわが寄らないように動くと、
どうしても
「歩く」「立つ」「座る」「物を取る」「置く」
すべてが丁寧で「優しい」動きになってたはず
昔の日本家屋を見ていると、床は薄いし、ふすまの開け方、建てつけも悪い・・・
だから建物に優しい動きをしないと家が壊れてしまいます。
そういった環境の中で、昔の日本人はモノを優しく扱う習慣がつきました。
昔の一般人が普通にやっていたことが、現代の我々には多分できません。。
ドタドタ、ガチャガチャ、人とぶつかりながら生活しているかもしれません。
だから腰が痛い、肩がこる、膝が痛い…と思っています
どこの治療院やマッサージ屋さんに通っても、
強い、刺激量の多い治療は、
かえって強い炎症による過敏性が邪魔をする可能性が高く、
逆に優しく弱い刺激であれば、治療行為に負担をかけない。
下駄も地面とケンカするように歩いていたら、
地面も下駄も傷つくし、鼻緒がくい込んで痛い。。。
地面にも下駄にもカラダにも自分にも
「優しい動き」をしていると必然的に大事な筋肉が使えるようになる~~~
僕は施術をするときも、関節の可動域が広がりさえすればOK、
なんてことはないと思っています。
関節が動きすぎることで、カラダが本能的に
「これ以上動かしたら壊れる、ヤバイ」と察知して
周りの筋肉が硬くなることだってあります。
10年以上前から単に
「ほぐす」「柔らかくする」ことよりも
「安定させる」「守る」「保護する」という施術をした方が
結果として「柔らかく」なり、カラダがまっすぐ安定しました。
春は東洋医学的に「肝(かんぞう)」が強まり、怒りやすくなり、目が疲れ、
筋肉が緊張しやすいと言われています。
怒るとアドレナリンを出し続け、緊張し続けるので
肩がこって当然ですし、内臓に影響が出てもおかしくない。
怒ると激しく緊張して動くので、
呼吸も浅くなっているか、止まっているかもしれません。
呼吸が止まれば脈も速くなります。
交感神経が優位になると、筋肉はおのずと緊張します。
だからこそ、調整では呼吸を観察しながら、
「優しく動かしています」
日常でも人とぶつからないように優しく生活していると
必要で大事な筋肉や神経が常に働く。
「優しく動かす」ことで歪みもとれてきます。
立ち振る舞い方も変わります
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