柔道整復師と鍼灸師の資格を取得してます
スタイル新伊丹治療院の西村です

【神経の働きを理解する】

手の内を神経の働きから解説していこうと思います。
人間の身体活動は全て神経の働きによって行われます。

神経の働きがなければあらゆる身体活動は止まってしまいます。

身体に無駄に力が入ったりスムーズな動きができない理由は、
神経伝達になんらかの不具合が起きているからと言えるし、
身体の動きは全て神経の働きから説明できるとも言えます。

そんな神経について、まずはざっくりとですが理解していきましょう。

人間の神経系を大きく分類すると
中枢神経(脳、脊髄)と末梢神経があります。

さらに末梢神経は
体性神経と自律神経に分類されます。

身体の運動において重要なのが体性神経の働きで、
体性神経はさらに「運動神経と感覚神経」に分類されます。

例えば腕を伸ばすという動きは、
脳や脊髄などの中枢から「腕を伸ばせ」という命令が腕の末梢神経を通じて筋肉に伝わり、
腕を伸ばすという働きになります。

中枢から抹消に向かって命令が伝わるので運動神経を遠心性の神経とも言います。

手に何かを持った時に手に感じた刺激が中枢である脳や脊髄に伝わる流れは末梢から中枢に向かうので、
感覚神経のことを求心性の神経とも言います。

【感覚神経を使った手の内にする】

この二つの神経はお互いに連携して働いており、感覚神経に何らかの情報がインプットされ、
その情報をもとに運動神経の動きや力の加減のアウトプットが決まります。

例えば、ペットボトルや鉄アレイを手に渡されても問題なく持つことができるというのは、
ペットボトルや鉄アレイの重さや質感が感覚神経にインプットされることによって、
どのくらいの力を出せば良いかの運動神経が解るから。

つまり、適切な力や運動を行うには適切な情報のインプットが必要なわけです。

手の内は「感覚神経」を使います。

感覚神経は末梢から中枢に向かう刺激なので、
要は掌に何らかの刺激を感じるというのが手の内の感覚です。

ところが、手の内を単純に動かそうという意識だと、
これは中枢である脳からの命令なので運動神経になってしまいます。

感覚神経を使った手の内にするには、
手に何かを持つというのが一番簡単な方法です。

鍵を持った状態で手首を掴まれます。

この状態からいきなり手を動かそうとすると運動神経になってしまいますので、
まずは鍵の重さや手触りなどを感じてみましょう。
を感じてから手を動かしてみる。

そうすると相手が簡単に動いて崩れるのがわかります。

簡単な方法ですが、手の内をいきなり動かすのではなく、
まず感じるというプロセスを入れただけでだいぶ感覚が変わるのがわかると思います。

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