柔道整復師と鍼灸師の資格を取得してます
スタイル新伊丹治療院の西村です。
クライアントさん「呼吸が浅いんです」とご相談いただくことがよくあります。
ストレッチやヨガ、瞑想などをされたことがある方なら、
「呼吸を深く、ゆっくり」という言葉をは聞いたことがあると思います。
そもそも
なんで呼吸は深い方がいいの?
なんで浅い呼吸がよくないの?
と思う方もいるかもしれないのですが、
例えば50mを全力で走った時、呼吸は速く浅くなりますよね。
普段の呼吸が浅い人は、極端にいうと50mを全力で走っている時や、
走った直後のような呼吸を、日常しているようなものなんです。
想像しただけで疲れますし、
身体への負担が大きそうなのも 簡単にイメージがつきますよね。
ただ、呼吸は無意識にしているものなので、浅いことは分かっていても
「深く呼吸ができない」
「意識したら、ますますどうやって呼吸すればいいか分からなくなる」
ということに陥ると思うんです。
実はそれ、仕方のないことで、
人の身体はその場所を意識すればするほど 思うように使えない仕組みになっているからです。
できるだけ遠くを見たり広くて心地のいい景色をイメージしながら 呼吸してみてください。
室内にいても壁や窓に焦点を合わせず、
外の景色や、何百メートル、何千メートル先に意識を向けます。
前方に意識が向いていると
背中が丸くなる気がしませんか?
もう1つポイントがあります。
『後ろの空間』です。
視覚で見えている前方にばかり意識が向きますが、
空間(空気)は360度すべてに広がっています。
後ろの空間からも全身で空気を吸い込むようにイメージするんです。
呼吸が浅い方は、この後ろの空間への意識が特に薄くなっていることが多いです。
少し呼吸しやすくなってきましたか?
前方にばかり意識が向いた状態で呼吸をし続けると、
さらには近くばかりを見る癖がついているままだと
(スマホやパソコンでお仕事していたら避けられないことですよね)
視覚や空間の認識が偏った状態で、日頃呼吸を続けることになります。
それが身体のバランスを崩し、呼吸をうまくできなくしているのです。
手足の左右差を揃えることとまっすぐ立てる状態が
呼吸をもっと楽にします。
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