柔道整復師と鍼灸師の資格を取得してます
スタイル新伊丹治療院の西村です。
忙しい時期になると、どうしても疲れがたまります。
世界の中でも、日本人は特に疲れていると言われています。
「長時間労働」や「睡眠不足」といった要因の他に、
人間の体が完全な左右対称性ではないことが
疲れてしまう大きな理由としてあるからです。
例えば、呼吸をする横隔膜を見ても、
肝臓がある右側に寄っています。
人間の内側は「左右非対称」です。
大きな臓器ほど若干右に寄っています。
初めから体は左右で違っているのだから、
長年放っておけば
歪みやバランスの崩れが起こり、
左右対称性から離れていくのが当然です。
それはすなわち、
手を打たなければ
誰でも「疲れた体」に近づくということです。
よく身体は左右対称ではないからと言われます。
そこで思い直してほしいのですが、
骨や筋、神経は左右対称性です。
片方の骨、筋肉、神経ばかり使っていると、
痛みや歪み、傾きが起こり変形します。
すると内側の内臓は位置がもっと右寄りになり、
苦しくなります。
「手や足を動かす」というのは、
骨、筋、腱が勝手に動いてるのではありません。
脳と脊髄にある中枢神経と
手足にある末梢神経のチームプレーで成り立っています!!
体が歪んでいると、
脳からの指令が体の部位にうまく伝わらない状態なので、
体が思うように動かない状態になります。
<例えると>
現場の社員(体の各パーツ)と
社長(中枢神経)が一致していると…
「疲れない」「パフォーマンスが良い」状態です!!
逆に言うと、
いくら社長が「肩の力を抜け」と命令しても、
現場の関節が「すみません、今は肩の力が抜けません」という反応だと
ちぐはぐな動きになりますよね。
それを他の現場がカバーしようとして無理な動きになり、
その結果、歪み、疲れ、疲労感を助長し、痛みを助長してしまいます…
一流のアスリートほど、
「社長」の命令と「現場」の状況が一致しています。
体という「現場」までの連絡経路が正しい状態になっていれば、
脳(中枢神経)という「社長」からの「肩の力を抜け」という命令を
「現場」は正確に聞いて、狂いなく迅速に実行できるです。
内側の不一致を、手足を揃えてまっすぐ立てる状態(左右対称性)にすることで、
骨や筋肉、神経が一致して動きやすく健康な身体になります。
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