「柔道整復師と鍼灸師の資格を取得してます
スタイル新伊丹治療院の西村です。
テニスなんてしてないのに、なんで“テニス肘”って言われるの?」
実際、そう思ったことがある人も多いと思います。
これは、昔からテニスのフォアハンド
バックハンド動作で発症する人が多かったことが由来。
ただ、今ではテニスに限らず、
• パソコン作業やスマホの使いすぎ
• 子どもを抱っこする
• 重い荷物を持つ
など、手首や指をよく使う動作全般がきっかけになるとわかっています。
つまり「テニス肘」とはいっても、誰にでも起こりうる肘のトラブルなんです。
○内側上顆炎はどんな状態?
内側上顆炎(テニス肘)は、肘の内側にある「外側上顆」
ゴルフスイングでも影響します
○外側上顆炎とはどんな状態?
外側上顆炎(テニス肘)は、肘の外側にある「外側上顆」と呼ばれる骨の出っ張り部分に、
痛みや炎症が生じる状態をいいます。
この部位には、手首を反らす筋肉(伸筋群)が集まって付着していて、
とくに「短橈側手根伸筋(たんとうそくしゅこんしんきん)」という筋肉が関与することが多いとされています。
外側上顆炎になるのか?
外側上顆炎の主な原因は、手首や指を動かす筋肉の使いすぎによって、
それらが付着する肘の外側(=外側上顆)に繰り返し負荷がかかることです。
この部位は、筋肉ではなく「腱(けん)」と呼ばれる組織が骨にくっついている部分。
腱は、筋肉よりも血流が少なく、いったん傷んでしまうと回復に時間がかかりやすい特徴があります。
とくに注意が必要なのは…
• 40代以降の人(腱のコラーゲン構造が変化しやすい)
• 同じ動作を長時間繰り返す人(PC作業・育児・工具の使用など)
○対策について
痛みが出たとき、まずは「なるべく手を使わないようにする」というのが基本ですが、
実はそれだけでは、なかなか良くならないケースが多いです。
なぜなら、腱の変性や使い方が関わっている場合があります。
ただ休ませても「根本的な負担のかかり方」が変わらないからです。
実は、手首だけで動作をこなしている人は意外と多いです。
肩や体幹をうまく連動させられないと、小さな筋肉(前腕)が頑張りすぎたり、負担がかかります。
日常動作で意識したいのは:
• 荷物を持つとき、脇を軽く締める
• 肘だけでなく、肩から動かすようにする
• パソコン作業時、手首を浮かせずデスクに前腕ごと乗せる
痛みの出ている時期は、負担を“逃がす”工夫も大事
• 買い物袋は片手でなく両手で持つ
気づかない「使いすぎ」が、肘に出てるだけかもしれない
外側上顆炎(テニス肘)は、スポーツをしていなくても起こります。
むしろ、毎日のように手を使っているからこそ、気づかないうちに負担が溜まっていく──そんな場所です。
ときには休むことも必要だけど、
それ以上に「使い方を変える」「ストレスを逃がす」ことも同じくらい大切。
道具の使い方、ちょっとした体の使い方の工夫。
今日からできることは意外と身近にあります。
一度痛めると長引きやすい部位だからこそ、
早めのセルフケアで体にやさしく手をかけてあげてください。
当院では肘だけでなくは、手足の左右差を揃えると同時に
まっすぐ立てる状態にするので最短で直るかもしれません。



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