柔道整復師と鍼灸師の資格を取得してます
スタイル新伊丹治療院の西村です。
骨間筋と痛みのメカニズム
骨間筋とは足の指の間の筋肉です
足で立ったり、歩いたり、走ったりしますが、
そのためには足の十本の指が充分に働くことが必要です。
その精巧な働きをしているのが骨間筋です。
足の断面を見るとかなり広い部分が骨間筋で占められ、
いかに重要か分かります。
人は本来、足の骨間筋と下腿三頭筋を使うだけで、
どれだけでも歩いたり走ったり出来ます。
しかし、骨間筋が萎縮すると、重心が不安定になり、
必要以上の筋肉を使うことになります。
その結果、バランスをとるために、様々な筋肉を使うことになります。
そのため、疲れ易く、こむら返り、腰痛、股関節・膝関節痛などが出現し、
最悪、歩行困難となります。
外反母指の患者さんは骨間筋が萎縮している上に、
十本の指をうまく使えないので歩行障害がおきます。
高齢者の歩行障害の原因は加齢と考えられ気味ですが、
『原因の一つは骨間筋の萎縮です』
骨間筋が正常に働かなければ、いくら下肢の筋肉を鍛えても、
筋肉をうまく使うことができません。
従って、寝たきりを防ぐことはできないのです。
そればかりか、筋トレの最中に事故を起こす危険性が大きくなります。
筋トレに労力と時間を費やすよりも骨間筋を鍛えた方が遥かに効果があります。
人体は素晴らしい精密機械です。
車やパソコンは使えば次第に消耗し、耐用年数を過ぎると新品に取り換えなければなりません。
しかし、人体は使えば使うほど性能がアップするそうです。
使い過ぎても自分で修復するために骨間筋です。
脳も手足を使わないから萎縮して歩けなくなったのが実態なのです。
『メンテナンスが良ければ限界はないのです』
加齢が原因で歩けなくなったのではなく、
骨間筋を使わないから萎縮して歩けなくなったのが実態なのです。
とにかく、足という素晴らしい道具を持ちながら、
骨間筋を使って歩かないから身体も心も加齢が進むのです。
骨間筋を鍛えて歩き続ければ、一生健康で過ごせるのです。
高齢化社会が抱えているもう一つの大きな問題は、
認知症の増加と言われています。
歩かないから脳の活動が低下しただけで、
そもそも、認知症という病気は存在しないかもしれない。
骨間筋ケアで歩けるようになれば、身体も心も可動域が広がり、
脳は再び活性化し、笑顔が戻った例はたくさんあります。
年と共に老化するというのは幻想かもしれません。
当院ではまっすぐ自然に立てる状態のために
骨間筋の施術をしています。
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