柔道整復師と鍼灸師の資格を取得してます
スタイル新伊丹治療院の西村です。
私が朝晩自転車で通り抜ける公園でも多くの方がウォーキングに精を出されています。
脚力を弱らせないために頑張って歩くのはとても良いことなのですが・・・。
歩き方を気を付けないと、かえって体にマイナスになることもあるということもあります
今回はその中でもウォーキングを頑張っている方からお聞きする
「歩くとふくらはぎが疲れる」、「ふくらはぎが痛む」というお悩みにお答えいたします。
結論から言ってしまうと、ふくらはぎに負担を掛けない歩き方、
それは正しい歩き方をすれば解消します。
では、なぜ歩き方がそれほど大事なのかを考えていきます。
まず、体の骨格、骨を支えているのは筋肉と靭帯です。
このうち靭帯は骨がずれないように抑えてくれているパーツで、
筋肉に付随して緊張は起こしますが自らは動かないので、考えなくてはいけないのは筋肉です。
その代表例が『猫背』です。
太ももの外側の筋肉が内側の筋肉より強い状態だと、
外側の筋肉はお尻についているために骨盤が後傾してしまいます。
すると、体の前後の重さのバランスを取るために、
頭部や肩が前に出てきて猫背になります。
このように猫背で目線が下に向いて歩いていれば、骨盤も動かないためにますます太ももの外側の筋肉しか使わなくなり、
反対に内ももの筋肉は全く使わないので、猫背はどんどん悪化してしまいます。
猫背は体の後ろに重さの比重が高いので、その重さは歩く時にはブレーキのように働きます。
楽に歩けるように上半身を前に曲げる姿勢で歩いてしまうようになります。
いいですか、前重心になるからふくらはぎが疲れたり痛んだりするのです。
この状態をイメージしやすい例は、
ハイヒールです、
ハイヒールを履き、かかとを上げると体重が前にかかりますよね、するとふくらはぎに負担がかかる。
これがふくらはぎの疲れの原因。
ですから、まず歩いている時の靴を確認しましょう。
まさかハイヒールでウォーキングしている方はいないと思いますが、スニーカーなどでも同様です。
特に筋肉が弱くなっている方にとっては、踵がつま先より2センチ高ければ、私はハイヒールと呼びやめてください、とお伝えしています。
靴を選んだら、いよいよ歩き方の問題です。
まず目線を上げましょう。
上半身が前に傾いている視線が下がり前荷重が強くなり、ふくらはぎに負担がかかります。
まず、歩く前にさっと足元の状況を把握し目線は20~30メートル先を見る感じです。
そして、前に上半身を曲げないように体重がかかとの方にかかるように立ち、
その状態を変えないように骨盤から動かすように歩き始めます。
歩幅はあまり大股にならないように、足先はまっすぐです。
今回は特にふくらはぎが疲れる、
考えなくてはいけないのが重心の問題なので、イメージとして。
自分の伸張が高くなっている状態です
そして、軽く微笑むというのも併せて習慣にすると幸せホルモンも分泌して健康に最高ですね。
暑くなってきましたが
季節により移り替わる木々の状態や風景を楽しんで、ゆったりとした深い呼吸で歩いてくださいね。
そして、結論になりますが
当院で手足の左右差を揃えて
引力の力で前向きな姿勢を心掛けて歩いてくださいね。
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