柔道整復師と鍼灸師の資格を取得してます
スタイル新伊丹治療院の西村です。
10月前半も気温が高く、真夏日、夏日の日がほとんどでした。10月も夏の一部?って言いたくなるほど。
だけど、
11月6日は早くも立冬。冬の始まり。
そして、立冬の前の18日間は秋の土用期間になります。(10月20日〜11月6日まで)
この時期は、夏の疲れが出やすく、一方で冷えと乾燥がじわじわと体に入り込んできます。
11月に向けて外は冷たく乾き始めるのだけど、
体の内では、夏の湿や熱がまだ残っています。
だから脾胃(消化器)が調子を崩し、お腹が張る、便がゆるむ、
食欲不振、だるい、やる気が出ない……といった症状が出やすくなます。
<秋の土用の養生法>
1.「脾」を整える
土用はどの季節でも共通して「脾」を労ることが大切。
• 冷たい飲食を控え、温かいものを。
• 甘味のある食材で「脾」のケアを。
⇒かぼちゃ、にんじん、れんこん、さつまいも、山いもなど。
「脾を養う」=体の中心を温めて整えること。優しい甘味が、心にも安心をもたらします。
2.「湿」と「燥」にご注意
○「湿」
夏は冷たいものの飲食が多くなります。胃が水分をさばけずに体内に残ると「湿」になります。
体内に湿が多く溜まると、軟便や嘔吐、めまい、食欲不振などの症状としてあらわれます。
お腹を温め、余分な湿を出しましょう。
⇒枝豆、いんげん、キャベツ、豆もやし、バジルなど
○「燥」
たっぷり汗をかいた夏。体内の潤いもカラカラ。喉や鼻の粘膜が乾燥すると、ウィルスの侵入も防げなくなります。
おまけに秋冬にかけて、外気も乾燥が進みますから。
空咳が出る、鼻がムズムズする、口の中が乾くなどサインを感じたら、白い食材で潤い補給。
⇒山芋、大根、白菜、百合根、白キクラゲ、えのきなど。
夏の湿を出しながら、冬の乾燥に備えましょう。
今日の考察
秋の土用は、夏の疲れを取り去り、冬を迎える準備をする期間です。
私も今月始めに胃腸の不調で体調を崩しました。いつまでも暑いので、
いつまでも夏の飲食を繰り返していましたから「湿」が溜まっていたのでしょう。
土用期間は気をつけて過ごします。3食のうち1食はおかゆにして、
胃腸の消化の負担を減らして養生します。
季節とともに体も変化していきます。
体の声をよく聞いて「未病先防」で、変わらず元気に過ごしましょう。
当院では手足の左右差を揃えると同時に
自然にまっすぐ立てる状態にします。
土用期間は心身ともにお体お大切に。



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